2008/09/26
EHATOV のWEB
今まで、考えていたけれど実行に移さなかった自分の事業用の web site の必要性を如実に感じていてですね。ついに、自分のところの web を作ろうと思います。
結論から言うと、このブログは残します。
更新もします。
このブログの右側には、tumblr や twitter そして flickr の rss を読み込んで表示させています。
写真は flickr 、なんでもない呟きは twitter 、そしてネットで見つけた記事や写真、そして僕の日記代わりの tumblr 、ちょっと読み応えのある文章はこの Bloger 。
更新頻度を比べると、tumblr > twitter > flickr = Bloger みたいな感じ。
自分でルールを作って使い分けているんですが、仕事としての窓口がやはり必要なわけで。
という事でつくるぞ。
おー!
2008/09/16
優しい嘘
東京には変な人がいる。
例えばある女の話。
先日大学時代の友人と久しぶりに呑んだ。
現在彼は映像系の会社に勤め、同級生の中ではなかなかの出世頭だ。昔のよしみという事で忙しい時期にも関わらず、わざわざ一緒に呑みに行ってくれたのは彼の人徳だと思う。
ここで仮に彼の名前を大島君としておく。
この場を借りて御礼を二人分申し上げる。
ありがとー!!ありがとー!!
さて、大島の高校時代の友人で数年ぶりの再会という事で、たまたまやって来た女性。
実に優秀な商売人のようで、彼女から聞く商売の話は実に非常にダイナミックで波乱に富んでいる。波乱に富みすぎていて彼女が語る彼女の人生と、その物語の主人公である彼女の姿の間のギャップに僕は混乱した。
繰り返されるね数千万円単位のお金の話。繰り返されるネームドロッピング。
少し前に染め他であろう髪は根元が黒くなり、西友で千円で変えそうなバック。はきつぶしたスニーカー。
彼女は言う「私は疑り深いの。話を聞いただけじゃ信じないし、目の前で見た事も信じない。自分で行動して体験して初めて人を信じる」
彼女は洒落っ気があるいたずら好きな商売人かもしれない。
彼女はオシャレに無頓着な倹約家なのかもしれない。
本当の事は何もわからない。
石垣島からやって来た僕の手前、数年ぶりに再会する同級生の手前、威勢のいい話をしているだけなのかもしれない。
彼女の話を大島はただ単純に真実として扱う。
気を良くした彼女はますます会話のボルテージを上げて行く。
仕事があるらしい彼女は3件目のお店を出た後夜の街へ消えて行った。
頭にいくつかの病名が頭によぎる。
人を病気で見る癖は余り良いことではないと思うけれど、こころの病や人格障害を持つ人と付き合いを仕事をしていた頃の余韻がまだ体に残っている。
仮に彼女の話が嘘だとしよう。
僕と彼女の違いは何かと聞かれれば、それは程度の違いでしか無いようにも思える。
少なからず、不安や恐怖からつまらないウソをついてしまった事が僕にはあった。自分が未熟で幼く何の実績も無い事実が他人に知れてしまうのが怖くて見栄をはったり、自分の弱さを見つめることから逃げてしまうこともあった。
人それぞれ違うけれど、ある種の弱さは誰にだってあるという事を僕は知る年になった。
秋の夜長にそんな事を考えました。
2008/09/09
そして、舞踏家中山直一さん
一つ前の記事の続き。
そして中山直一さん。
この写真たちも以前公開していたが、それとは随分現像結果そしてセレクションも違ってる。
撮影場所は、高知県高知市沢田マンション。
背後に造形物がある写真は造形作家石井葉子さん作品「サワマンサマ」、彼女の協力で撮影出来ました。
その他の中山直一さんの写真はこちらへ
http://www.flickr.com/photos/cumon/sets/72157607072457875/
造形作家 石井葉子さんについてはこちらのwebへ
http://yoko14145.com/
写真のもう一つの面白さ。
東京にやって来て最初に手を付けたのは、自分の過去に撮った写真と向き合うという事だった。
出版社各社に持ち込みに行く為のブック作りでもあるんだけれど、フィルムで撮った写真を延々とスキャンし直し、写真を見まくってる。
自分の、現像・プリントの甘さ、セレクションの甘さと若さを改めて感じた。
最新の現像結果
そしてこちらが以前の現像結果
サイズが違うので見難いとはおもうけれど、これだけ違う。
もちろん見る人の好みの問題もあるけれど、作家として背景にある哲学をどう反映させるか、この写真はそもそも一体なんなのか?
自分の写真は一体なんなのか、そんなことが現像の結果に反映されてくる。
僕にはまだまだ写真という出来事に対する哲学が足らない。
今回の写真、モデルはゆーいち君。
この間一緒に細江英公さんに会いに行きました。
その話はおいおい。
彼の他の写真を楽しみたい方はこちらへ。
http://www.flickr.com/photos/cumon/sets/72157607193749574/
後悔は先にも後にも、
覆水は盆には返らないし、こぼれたミルクは元にかえらない。
落ち込むのは今日までにしよう。
後悔は先にたたないけど、後を絶たずにやってくる。
気がつくと僕は攻撃的で余裕の無い人間になってた。
気がつかせてくれたパートナーと友人にありがとう。
2008/09/08
2008/09/04
FXXK な一日。
一日頑張って仕事して帰って来てからが良くなかった。
風邪を引いて、ふらふらになりながら部屋に帰って来たが、そこからが良くなかった。
一日の終わりが駄目だと本当に駄目な一日になっちゃう。
確かに熱で体がぽっぽぽっぽしてたし、頭もぼーっとしちゃったけど、それでも楽しい事、勉強になった事が沢山あったのに、最後の最後で嫌な目に会うと、一日の全部が台無しになった気分になる。
2008/09/02
あの日、夕暮れ、恵比寿で。
去年だったと思う、二人の友人と東京写真美術館に写真家たちのオリジナルプリントを見に行って来た。
その数ヶ月前に、デザイナーさんのところへ売り込みに行ったら「お前は他の人の写真を見てないだろう。もっといろんな写真を見ろ、目を鍛えろ」とボッコボコにされた。ただ一つ、僕が撮った肖像写真、舞踏家の写真はそれなりに評価してもらえた。その時、写真家細江英公さんと写真集「鎌鼬」の話を聞き、その足で写真集「鎌鼬」を購入するべく本屋に走り、何件目かでやっと見つけて値段を見て驚愕し、 「写真家・細江英公の世界—球体写真二元論 」という本を買って帰った。
それから穴があくほど写真を見たけれど、まだ穴があいたという事は無いので、僕はもっと写真を見なきゃいけない。
さて、そんなことがあってずっとオリジナルプリントを見たい見たいと思っていたがようやく念願が叶ってプリントが見られた。
続く。
写真は一緒に見に行ったはっしーさん。
はっしーさんのBLOG はこちらへ。
あの日、夕暮れ、新宿で。
先日、およそ2年ぶりに新宿に寄った。
そうか、あの時新宿で先輩カメラマンに会って、食事をごちそうになって、なにかお土産を買って、島に帰ったんだった。
托鉢の僧がみせる視線の拒絶。
撮るものと撮られるもののこういう関係性も僕は好きだ。