2009/07/19

海人醤油 : もやしを湯がいて作る、あれ。

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なんていうの、韓国料理でこうあるやん、もやしをゆがいて作るあれ。
あれを作ってみた。

材料はもやしと以下の調味料。

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で、もやしはまずさっと茹でて、水にさらして、熱が下がったらギュッと一回しぼっとく。
しぼったもやしに、ごま油と塩こしょう、海人醤油をてきとーーーに、混ぜ合わせて、

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ネギをさっと振りかけて、
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混ぜて、完成。

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おいしいよー。

さて、調味料で一番気になるのは「海人醤油」だと思います。
他のはその辺りのスーパーに行けば普通に手に入るしね。

この「海人醤油」だけれど、石垣島の58カンパニーさんが作ってます。

http://go-ya.asia/r/

今手元に無くて正確な所はわかんないんだけど、だし醤油とお酢にみりん、それから島唐辛子が絶妙にブレンドされているお醤油で、暑い夏にぴったりのお醤油になってます。

ただし、島唐辛子が入ってて入れ過ぎに注意。
島唐辛子はめちゃめちゃ辛いからそれだけは気をつけて。








2009/07/18

哀しき熱帯 : 黒い男

哀しき熱帯

 僕は彼を結局好きにはなれなかった。
 とにかく粗暴でずる賢く、それでいて繊細な心を持った厄介な奴としか僕は思っていなかった。

 黒く焼けた肌、歯が抜け歪んだ口元に、鋭い目、かつては白かったであろうノータックのパンツ、絵に描いたような七三分けの髪の太った中年。

 それが彼だった。

 彼はいつも鏡を見る。

 髪を櫛で綺麗に梳かし時間を忘れ鏡を見つめる彼。
 僕がカメラマンであるという事を知ると、会う度に僕に写真を撮れとせがんだ。初めのうちこそ気持ちよく撮っては来たが、度を過ぎた頻度で行われるため、そのうち僕も辟易としはじめ、そのナルシズムにぞっとした。

 彼の粗暴な人格や世間の評判を聞くうちに、僕自身も彼に会いたいとは思わなくなったし、そうそう会う事も無かったのだが、後にも先にも、写真家である僕に写真を撮る事を嫌がらせたのは彼だけかもしれない。
 


 彼に直接その理由を聞いた事は無い。

 一目見ればわかる程に、彼の身体には特徴的な欠損があった。

 共通の知人に尋ねたことがある。彼は自分の一部を自分で " 噛み " 切ったそうだ。
 それが本当の事かどうか僕は知らない。また、彼には臍がもう一つあるという話も聞いた。
 やはり自分で腹に刃物を突き刺したそうだ。

 一度だけその傷を見た事がある。
 シャツをだらしなく(彼的にはセクシーに)着こなした彼が、うん、と伸びをした際、確かに臍の上にもう一つへそのような傷跡がちらりと見えた。


 今年の春、彼は刃物で自分で斬りつけた。傷口は数十カ所に及んだという。
 このとき一命は取り留めたのだが、その後処方された薬を大量に飲み干し他界した。

 

 彼は傷だらけでいつも何かに怒っていたし、いつも何かを恐れていた。

 それも激しく。
 
 自分の身体を歯で噛み切り欠損させる程の激情など、僕には想像も及ばない。
 のどかな南国の島々の風景と、彼が出会った物語があまりにかけ離れすぎていて戸惑う。



 蝉の鳴き声も聞こえない、音が焼けそうな程の強烈な夏の日差しを思い出した。

2009/07/02

1年ぶりに電話。

 やってて良かった。公文式。

 ブライダルの撮影を僕はしている訳ですが、撮影をさせていただいたお客様に丁度1年後に
電話をかけるようにしています。

「結婚式から1年ちょうど一年になりますがいかがお過ごしですか?」

 みたいなかんじで。

 んで、驚く話。

『そういえば、あの時撮った写真がなんかパンフレットに使われているらしいですね?』

「ええ!? 何にも聞いてないですよ??」

『いやあ、友達がパンフレットを取り寄せたらしいんですけれど、僕たちの写真が載ってたそうです』

「ええ!?」

『はい。あの僕らが海の前で走ってるところの、あの写真です』

「ああ、あの写真ですか」

 てなやり取りがありました。

 パンフレットは確認はまだできていませんが、web を久しぶりにのぞいたところ、
そのほかにも数点僕が撮った写真を見つけました。
 トリミングされてますが、手元のファイルと重ねて見るとばっちり同一の場所から撮影した事がわかります。

 もちろん、僕に声はかかっていないので、他のお二人にも許可とかとってないんだろうなーと、勝手に想像してしまいます。

 今回、お二人の寛容さに救われてると思うんですが、普通に二人の肖像権と僕の著作権の侵害っす。

 さて、当ブログをごらんの BxxxFxx さん。
 
 悪気があったとは思ってないけれど、もうちょっと気をつけて欲しいです。

 あとでメール送っておこう。