2008/08/25

Pilobolus: A performance merging dance and biology

 引っ越しにイベントの手伝いと撮影で、昨日までばたばたしていて、疲労困憊、今日は大事をとっておやすみ。

 東京に来て何が一番辛かったって今のところ気温差。丁度急に寒くなった時と上京が重なったようで、石垣と東京では最高気温が10℃も違ってます。
 昨日今日は特に雨もあって寒い事寒い事。
 夏から一気に秋にやって来た様な感じで、体がついていってない感じです。

 さて、それはさておき、ピロポラスと言えば影絵舞踏集団とばかり思っていたんだけれども youtube で面白いものを発見。

これは良い。びんびんきました。

写真撮りてぇ!!

2008/08/24

Rock and wedding.


Rock and wedding., originally uploaded by photowalker.

東京で最初の撮影がこんな事になりました。

ノリの良いお二人の幸せを願って、乾杯!

2008/08/21

写真に対する覚え書き。


schizophrenia, originally uploaded by photowalker.



ビクトリアへ訪れた子供が、風船で器用に作られた帽子を誇らしげにかぶる



駅で駅員が切符売り場の窓からひょっこり顔を出す



港で地獄針につり上げられたアバサーが息も絶え絶え空を見上げる



バス停で観光客がそれぞれの方向を見つめる



ドバシカメラで店員が客から求められた品物を、尻だけ出して頭から在庫棚を探す



水族館で赤子がイルカを見上げる



繁華街で、飲み屋の扉の前にいた猫が貴方の方を振り向く



夜市で托鉢の僧が祈りながら鐘を鳴らす



保見団地のブラジル人が喜びに声を荒げる



帯屋町のペットショップに、友人の兔を訪ねて野生の鳩が訪れる



郵便局で子供が簡保の旗に手を差し伸べる










今、写真とはそういう事だ。




 写真の兄弟に出会ったのは4年前。

 石垣島最後の撮影は、統合失調症を患う二人の兄弟。

 また二人に会いに行くと約束した。

 二人の物語をいつか語ろう。

 そこに確かに彼らが存在したという証を残そう。

2008/08/07

哀しき熱帯

「何も持たない」という意味の名前を付けられた国の話。

 僕はこの「何も持たない」国から来た青年から、この国についてのレクチュアを受けていた。日々は過ぎ、実際にこの「何も持たない」国へ前述の青年と訪れた。

 都会を離れ、奥地へと向かう。

 乾いた空気、刺す様な日差し、赤茶けた大地、まばらに生える木々。

 ここに住む人々は強い日差しにから体を守るため、赤い土を体に塗り、申し訳程度に布きれを体にまとっていた。

 青年は何かを恐ろしげに彼らを見つめる。

 成人した男が、岩に腰掛けながら何かの肉を捌いていた。肉の足下は糞尿にまみれ、その糞尿の中で子供が何やら遊んでいる。

 よく見るまでもなく、彼が今まさに解体しようとしているのは人だった。

 既に上半身、肩から胸にかけて解体は終わったようで、そこにあるはずの首も、腕も無くなっていた。

 生きている間に解体を始めたのか、足下には糞尿が垂れ下がっている。

 青年は恐ろしげに、ここから僕を連れて離れようとする。

 僕は人を解体する親子?の姿に釘付けだった。


 その姿は美しさに満ちていた。




 という夢を見た。


 夢の中で、ときおり使ってきた「哀しき熱帯」という言葉がこういう事なのだろうと腑に落ちた。

 遠く離れていた人々が出会う。

 お互いを育んできた文化が出会う。

 彼ら人を喰う人々の文化がどういうものだったか僕は知らない。
 動物も捕れず、植物も育たない、その土地に生きる人々に戸ってそうすることは当然の事かもしれない。が、日本という国に生まれ育った僕からしてみれば酷く野蛮な事だと感じる事は出来るし、おおよそ、殆どの人々がそう感じると思う。

 それぞれの文化に優越は無いけれど、ネットの網が世界を覆い、飛行機や船、車、利便性を享受する僕たちはいずれ彼らの文化を侵略し、淘汰してしまう可能性を持っているが、この事に無自覚でいられる。

 夢だったけれど、これは遠い世界の話じゃない。