2008/10/27

ハロウィンパーティー


_DSC1647, originally uploaded by photowalker.

 先日友人に連れられてハロウィンパーティーに行ってきましたが、今日は全然違う話。

 先日、新宿のある出版社に営業に行ってきました。

 担当の方には写真を気に入って頂いたようで話し込む事40分。
で、その日は別件で打ち合わせがあったのですが小一時間ほど時間があったのでどうしようかなと、新宿三丁目の駅まで歩いていました。

 そこでふと、80円の自動販売機を見つけたんです。

 あ、珍しい、と缶コーヒーを買ってみました。

 喉も乾いた事だし新宿三丁目の駅の裏の辺りに座って時間でも潰そうかと適当なところに座ります。

 で、一服。

 すると、何やらえらくフレンドリーなおじさんが近づいてきます。

 「やぁ、何してるの?」

 「え? ああ、約束の時間まで暇があるので時間をつぶしています」

 「へぇ、それよりさ、ちょっと隣良いかな?」

 「は?」

 と、そのおじさんは僕の直ぐ隣に腰をかけます。
 僕の反応はおかまい無しです。

 つい先ほどクリーニング屋さんから持ってかえってきました。っていうくらい、ノリの効いた、Yシャツが妙に印象に残ってます。

 ひっきりなしに僕に話しかけてくるんですが、その勢いに気圧されてしまいます。その内、二人で呑みに行かないか?とか言い始めます。

 あの雰囲気をなんと例えれば良いのでしょう。

 話が通じません。

 「すいません。何かさっきから話が通じない感じがするんですが、何故でしょう?」

 ここで、ダンディーマンは気がついたようです。

 「!?  君、ノーマルなの?」

 「すいません。ノーマルって何がですか?」

 「君、自分がいま何処にいるかわかってる?」

 「新宿三丁目駅の裏、ですよね?」

 「ここは二丁目でそういう場所なんだよ?」

 「すいません、わかるように説明して頂けますか?」

 ええ、勘のいい方ならここで気がついたと思います。

 新宿二丁目と言えば、ホモセクシャルの方々が集う街で僕が時間を潰していた箇所というのは、そういう方々がナンパ待ちをしたりナンパしたり、そういう隠れたスポットだったそうです。

 おじさんの態度がみるみる変ります。
 憮然としてます。

 「あの、おじさん、なんか、ごめんなさいね」

 「あ、いえ、別に。じゃぁ。」

 と、おじさんはそくささと去って行きます。

 おじさんが去った後、僕も慌てて新宿三丁目の駅に向かいました。


 マイノリティーのローカルルールなんてわかんねー。

 東京の怖さを改めて感じた瞬間でした。

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