彼女に出会って、その声と匂いを嗅ぐと、彼女の優しさを感じるし、ただ写真を見ても、彼女の優しさが本物であると再び、僕は直感する。
70を越えた彼女の人生がどのようなものであったのか、僕には想像もできないし、果たして今、彼女が存命であるかもわからないけれど、僕は時々、こうして彼女の写真を眺め、彼女の人生に思いを馳せる。
「昔のお客さんがね、子供を連れてきてくれるでしょ、最近はね、その子の息子が、おじいちゃんと一緒に来てくれるの。楽しいねぇ」
彼女の仕事は軽食屋台のオーナー。
僕と彼女の職種は違うけれど、彼女の働く姿に憧れる。
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