2008/04/17

恋文。


DSC_6393.jpg, originally uploaded by photowalker.

 彼女に出会って、その声と匂いを嗅ぐと、彼女の優しさを感じるし、ただ写真を見ても、彼女の優しさが本物であると再び、僕は直感する。

 70を越えた彼女の人生がどのようなものであったのか、僕には想像もできないし、果たして今、彼女が存命であるかもわからないけれど、僕は時々、こうして彼女の写真を眺め、彼女の人生に思いを馳せる。

 「昔のお客さんがね、子供を連れてきてくれるでしょ、最近はね、その子の息子が、おじいちゃんと一緒に来てくれるの。楽しいねぇ」

 彼女の仕事は軽食屋台のオーナー。

 僕と彼女の職種は違うけれど、彼女の働く姿に憧れる。

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