この間集合写真を撮影していた時の話。
「皆さん、手は膝の上で握ってくださいね」ってみんなに言ったんだ。
そしたら90前のおじいさんが隣に座ってた孫娘の手を握り始めたの。
もう、みんな大爆笑。
そんなおじいさんが、昨日がんで亡くなられた。
何枚目か解らないけれど、僕が撮った写真たちは遺影になって行く。
これはどうやってもさけられないし、逃げられない。
これをどう受け取っていいのか、僕にはまだわからない。
わからないまま受け止める事は出来るのだけれど、時々、胸を締め付ける。
写真家って仕事は一体何なんだろう。
僕は何を生業としているのだろう。
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