2008/06/27

あ、あつい


_DSC3971, originally uploaded by photowalker.

暑い。

どうやら僕は夏バテ気味の様です。

2008/06/18

ハーリーその2。転覆ハーリー


2008-06-07-11-32-20, originally uploaded by photowalker.

ハーリーは集落毎のチームに別れて行われていたけれど、現在は多様化が進み、中高生、一般社会人のチームが参加する一般レースも開催されている。

もちろん伝統が廃れてきたわけではなく、ウガンハーリー、転覆ハーリー上りハーリーといった集落の代表が行う伝統的なレースが中心だ。

中でも面白いのがこの転覆ハーリーだ。

見ての通り、レース中にハーリーを転覆させ、そこから復帰し、ゴールへ向かう。

なかなか見応えのある一戦だった。

2008/06/12

初めてのハーリー、その1


はーりー, originally uploaded by photowalker.

 石垣に来て4度目のハーリー。しかしながら、実は撮影の機会に恵まれなく今回初めて撮影出来ました。

 爬竜舟と書いてハーリーは沖縄伝統のサバニ船で行われるボートレガッタ。

 ユッカヌヒーと呼ばれる旧暦5月4日にハーリーは行われます。

2008/05/27

Yudo Nishioka


Yudo Nishioka, originally uploaded by photowalker.

君は死ぬ。僕だってそうだ。これは現実だからだ。

僕らは何人たりともこの現実から逃れられないし、祈っても無駄だ。
いずれ、死ぬ。

-----クモンタイシ 2007年6月のミクシィ日記より


そろそろ一回忌が近づいていますが、いかがお過ごしですか?

こちらは梅雨に入ったはずですが、晴れた日が続いています。

あなたと初めて出会い、写真を撮り、去年あなたの死を遠い石垣島で知りました。

お会いした回数はほんの2・3回でしたね。
まさか、あなたの葬儀に遺影として飾られるとは思っても見ませんでした。

そっちのビールは上手いですか?

おそらくあと90年近くはそちらに行く事は無いと思いますが、行ったら一緒に酒を飲みましょう。一度でいいから一緒にお酒を飲みたかったんです。

改めてあなたの写真を眺めた時、やっぱりカッコイイと思いました。

写真は何も答えません。

ただあなたの姿を映します。

2008/05/12

佛の座


佛の座, originally uploaded by photowalker.

 日本に帰ってきた。

 台湾での取材そして撮影は、こんなにやりにくい仕事もあるのかと、愚痴の一つも言いたくなるような事が無かったわけじゃない。

 毎晩記者さんと二人で愚痴り合って、悔しいけどがんばろう、目にもの見せてやろうって慰め合った。
 

 日本に帰ってきてから、台湾での写真を大勢の人に見てもらった。

 多くの人が、感動した。

 日本人も台湾人も、カナダ人も、ドイツ人も。
 中には、泣いた人もいた。


 なにより、僕自身上がった写真を見て鳥肌が立った。
 この時は撮った瞬間に直感があった。

 
 持ち上げられ、ほめられ、感想を聞き、嬉しかったが、素直に調子に乗らない自分がそこにいた。ここ数日違和感を感じていた。

 
 写真は確かに、面白いものが撮れた。少ないキャリアながらそれなりに目は肥えているつもりだ。その僕が自分の写真を見て鳥肌がたったんだから、面白いものがとれたと言って間違いない。

 しかしながら、感動をし、感想を嬉々として伝えてくる彼らが見ているものと、僕が見ているもの、このギャップに僕は悩む。

 彼らは言う。

 「すごい!!本当にかっこいい!!実物よりかっこ良く見える!」

 まさにその通りなんだと、いまさらながらはたと気がついた。

 僕にとって現実の世界が、彼らにとって幻想の世界であるという事だ。

 現実を擦り映した狂気の映像こそ写真の正体だ。現実を無自覚に拡張し充足させる。見る者の視線をまっすぐに受け止め、ささやかな幻覚でもってその姿を返す。

 彼らが感動したのは写真そのものが持つ力であって、僕は呼び水でしかなかった。

 なぜ今までこの力に僕は無自覚だったのだろう。
 写真のが持つ力は僕の力じゃない。
 
 撮る者の手を離れ、写真が写真としてそこにある時、撮る者の力は何も及ばない。
 ただ写真を見る者の力がそのささやかな幻覚を享受する。