暑い。
どうやら僕は夏バテ気味の様です。
2008/06/27
2008/06/18
ハーリーその2。転覆ハーリー
ハーリーは集落毎のチームに別れて行われていたけれど、現在は多様化が進み、中高生、一般社会人のチームが参加する一般レースも開催されている。
もちろん伝統が廃れてきたわけではなく、ウガンハーリー、転覆ハーリー上りハーリーといった集落の代表が行う伝統的なレースが中心だ。
中でも面白いのがこの転覆ハーリーだ。
見ての通り、レース中にハーリーを転覆させ、そこから復帰し、ゴールへ向かう。
なかなか見応えのある一戦だった。
2008/06/12
初めてのハーリー、その1
石垣に来て4度目のハーリー。しかしながら、実は撮影の機会に恵まれなく今回初めて撮影出来ました。
爬竜舟と書いてハーリーは沖縄伝統のサバニ船で行われるボートレガッタ。
ユッカヌヒーと呼ばれる旧暦5月4日にハーリーは行われます。
2008/05/27
Yudo Nishioka
君は死ぬ。僕だってそうだ。これは現実だからだ。
僕らは何人たりともこの現実から逃れられないし、祈っても無駄だ。
いずれ、死ぬ。
-----クモンタイシ 2007年6月のミクシィ日記より
そろそろ一回忌が近づいていますが、いかがお過ごしですか?
こちらは梅雨に入ったはずですが、晴れた日が続いています。
あなたと初めて出会い、写真を撮り、去年あなたの死を遠い石垣島で知りました。
お会いした回数はほんの2・3回でしたね。
まさか、あなたの葬儀に遺影として飾られるとは思っても見ませんでした。
そっちのビールは上手いですか?
おそらくあと90年近くはそちらに行く事は無いと思いますが、行ったら一緒に酒を飲みましょう。一度でいいから一緒にお酒を飲みたかったんです。
改めてあなたの写真を眺めた時、やっぱりカッコイイと思いました。
写真は何も答えません。
ただあなたの姿を映します。
2008/05/12
佛の座
日本に帰ってきた。
台湾での取材そして撮影は、こんなにやりにくい仕事もあるのかと、愚痴の一つも言いたくなるような事が無かったわけじゃない。
毎晩記者さんと二人で愚痴り合って、悔しいけどがんばろう、目にもの見せてやろうって慰め合った。
日本に帰ってきてから、台湾での写真を大勢の人に見てもらった。
多くの人が、感動した。
日本人も台湾人も、カナダ人も、ドイツ人も。
中には、泣いた人もいた。
なにより、僕自身上がった写真を見て鳥肌が立った。
この時は撮った瞬間に直感があった。
持ち上げられ、ほめられ、感想を聞き、嬉しかったが、素直に調子に乗らない自分がそこにいた。ここ数日違和感を感じていた。
写真は確かに、面白いものが撮れた。少ないキャリアながらそれなりに目は肥えているつもりだ。その僕が自分の写真を見て鳥肌がたったんだから、面白いものがとれたと言って間違いない。
しかしながら、感動をし、感想を嬉々として伝えてくる彼らが見ているものと、僕が見ているもの、このギャップに僕は悩む。
彼らは言う。
「すごい!!本当にかっこいい!!実物よりかっこ良く見える!」
まさにその通りなんだと、いまさらながらはたと気がついた。
僕にとって現実の世界が、彼らにとって幻想の世界であるという事だ。
現実を擦り映した狂気の映像こそ写真の正体だ。現実を無自覚に拡張し充足させる。見る者の視線をまっすぐに受け止め、ささやかな幻覚でもってその姿を返す。
彼らが感動したのは写真そのものが持つ力であって、僕は呼び水でしかなかった。
なぜ今までこの力に僕は無自覚だったのだろう。
写真のが持つ力は僕の力じゃない。
撮る者の手を離れ、写真が写真としてそこにある時、撮る者の力は何も及ばない。
ただ写真を見る者の力がそのささやかな幻覚を享受する。