魚の陰。
2007/12/11
2007/12/06
2007/11/26
Real Anpanman.
幼い子供を連れた母親が二人、すれ違い様。
一方の親子、2歳前後の子供が雨の中はしゃぎすぎてこけてしまった。
母親はあわてて、子供を抱き上げ、服を拭く。
残念ながら水たまりにジャストミート。
ずぶぬれになった子供を前に母親が声を荒げる。
それを見ていたもう一方の親子、アンパンマンのズボンとフリースを着た3歳くらいの子供が上着を脱ぎ始め、ずぶ濡れの子供の前にかけて行く。すると自分の着ていたアンパンマンの服をずぶ濡れの子供に差し出した。
母親が母親に誇らしげに声をかける。
「いいですよ、着ていってください」
生まれて初めて僕は本物のアンパンマンを見た。
2007/11/23
2007/11/22
magic time
「・・・かぁちゃんが作った天ぷら」
「そっかぁ、最後に食べたのはいつ?」
「おとついくらい」
「何が入ってるの?」
「さかなとか」
「何が一番好き?」
「ごーやのやつ、苦いけど、くせになるさ」
「ああ、そうだね。ぼくもごーやの天ぷら好きだよ」
「内地の人もそんなの食べる?」
「こっちの天ぷらとちょっと違うけど、内地の天ぷらって僕にはふるさとの味だからね。おいしいよ。大葉の天ぷらが好きさ」
「ああ、大葉ね、おいしいよね」
「うんうん。おいしい。おなかへってきたよ!」
「あはは、ほら、みてごらん、もう夕方だよ、おなかへったね!」
「あ、凄い雲!! みてみて!!」
2007/11/21
deadman cooking.
南の島に癒しなんかないと僕は思う。
石垣に着て4年、僕が見た石垣はとても豊かで絶望的な島だ、
毎日がつらい、
何もしたくない、
疲れた、
疲れた、
疲れたんだ。
こうぼやく人だって、いる。
「何になりたい? 何かやっていて楽しい事は無い?」
「わかんない、何もできないよ、むりだよ」
「最近一番楽しかった事は?」
「ないよ。もう、10年だよ。10年もこうやって同じ毎日をおくってる、はやく、はやく終わって欲しいよ、何回も死のうって思ったよ」
「死のうって考えたの?」
「そう、早く死にたい」
「そっか。じゃあさ、一番最後に何を食べたい?」